オバサンたちの居酒屋
週末の昼食は買い物ついでの外食が多い。と言っても贅沢はできないので、大抵は王将か回転寿司というパターンが多い。しかし、さすがに毎週となると飽きが来るし、家族にも不評を買っている。
そこで今日は趣向を変えて、家内に店選びを任せてみた。以前に行ったことがあるという、お隣の大和高田市内の和食レストランである。ランチセットが2100円というので、落ち着いた雰囲気の高級店を予想していたが、完全な思い違いだった。
案内された席の周囲はオバサンたちばかり。隣の席の8名様は我々が入店した時点で既にデザートまで終えていたが、かなり大きな声のお喋りをいつ果てるともなく続けていて、我々の控えめな会話がよく聞き取れないほどだ。
器と盛り付けが凝っているだけの料理は、値段の割には質・量ともに大したことなく、サービスも放ったらかしに近い。よくこれで商売が成り立つものだと思ったが、それは昼食はできれば美味いものを食べたいが、それよりはなるべく手早く済ませたいという男の発想に過ぎなかった。
店の方からすれば、この値段でも毎日ちゃんと客が入ってくれるなら、ランチタイムに客席が1回転すれば十分なのである。後でコミュニティ・ペーパーの宣伝を見たら、「時間を気にせず、寛ぎながらおしゃべりに夢中になれるとお客さんにも好評!!」とある。つまり、料理やサービスよりも、「いつまでもおしゃべりできる場所」というコンセプトで集客できているのである。
男の立場からすると一見理解しがたいことだけれども、これは「オバサンたちの居酒屋」なのだと考えると得心がいく。男どもが仕事帰りの一杯飲みでストレスを発散するのと同じことを、オバサンたちは昼日中このレストランでやっているのだ。「あそこは寛げる」という評判が口コミで広がっているのだろう。それに釣られて家族連れで行った我々は大変居心地が悪かったが、それはそれでいい社会勉強になった。(苦笑)
2月23日の練習内容 ジョグ10キロ
2月24日の練習内容 LSD20キロ
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