『めまい』
まだコロンボが戻ってこないので(苦笑)、ヒッチコックをもう1作。アマゾンの紹介文。
高所恐怖症のために刑事を辞めた男(ジェームズ・スチュワート)が、友人から妻(キム・ノヴァク)の監視を依頼される。やがて彼女は教会の鐘楼から飛び降りてしまうのだが、彼女を止めることのできなかった彼はそれがトラウマとなり、やがて街で彼女そっくりの女性と出会うが…。
サスペンス映画の名匠アルフレッド・ヒッチコック監督が、高所恐怖症というモチーフや曲がりくねった道路などをとらえたキャメラワーク、またそっくりなふたりの女の登場などなど、ありとあらゆるところにめまいを感じさせる効果をもたらすという、映画ならではの仕掛けをフルに駆使した秀作中の秀作。巨匠バーナード・ハーマンの優れた音楽も映画史上に残る優れものである。(的田也寸志)(引用終わり)
以下、少々ネタバレ注意。
10月29日の練習内容 ジョグ10キロ
10月30日の練習内容 完全休養
『北北西』のような娯楽大作ではなく、これぞヒッチコックという心理サスペンスの要素が強く、全体に暗いトーンの作品である。飛び降り事件の真相が途中で明かされてしまうのはちょっと興醒めな感じもしたが、その時点からキム・ノヴァクの演技を見る目がガラリと変わってくるのも事実だ。
ロケが行われたサンフランシスコは数年前に訪れ、夜明けのゴールデンゲートブリッジを走って渡った。橋脚の下のキム・ノヴァクが海に飛び込んだ場所で、何と記念写真まで撮っていたのに、当時は全くそれを知る由もなかった。(笑)
ところで、映画の前半はある種の「なりすまし」が進行していたわけで、何となく『太陽がいっぱい』みたいだなと思ったら、映画の原作はフランス人の手になる小説だった。フランス人はなりすましがお好き?(苦笑)
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