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2007/09/23

『サウスバウンド』

41rx934n23l__aa240_奥田英朗の長篇。装丁がなかなか美しい。版元紹介。

父は元過激派だ。小学校六年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても「変わってる」と言う。父が会社員だったことはない。物心ついたときからたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、ほかの家ではそうではないらしいことを知った。父はどうやら国が嫌いらしい。昔、過激派とかいうのをやっていて、税金なんか払わない、無理して学校に行く必要などないとかよく言っている。家族でどこかの南の島に移住する計画を立てているようなのだが・・・・・・。型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、長編大傑作。21世紀を代表する新たなるビルドゥングロマン、誕生! (引用終わり)

9月22日の練習内容 ジョグ10キロ
9月23日の練習内容 ペース走(キロ4分15秒程度)30キロを含む33キロ

この作者には珍しく、全篇を通じて小学生二郎の視点で語られている。「ビルドゥングスロマン」かどうかは別として、まともに大人の物語として読めば「国家と個人の自由」「開発か自然保護か」といった重いテーマが扱われているこの作品が、それがもたらす深刻さに陥らずに、或る種の冒険譚のように楽しく読めてしまうのは、第二部の舞台となる八重山の風土もさることながら、少年の目を通して語られるという設定の巧みさによるものだろう。

私自身は税金や社会保険料を払わないとか、子供は学校に行かなくてもいいなどという思想には賛同しかねる人間なので、二郎の中で父親が次第に英雄化されていく第二部では若干の違和感を覚えたが、この小説のテーマはそんなことではないだろうし、型破りなこの一家のワクワクするような物語を純粋に楽しめばよいのだと思う。

ところで、この作品は映画化されて近く封切られるらしい。父親役は豊川悦司というのだが、さてどうだろうか。例によってDVD化されたら観てみよう。

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コメント

そちらは涼しい?
わけないですよね・・・・。
自分は大阪の久宝寺公園というところで
キロ4分30秒ぺースで30kのペーランしましたが
一杯一杯でした。(去年より全然だめだめです。)
当たり前ですが、力の差がしっかり分かりますね。

投稿: 河内不二 | 2007/09/23 21:31

この暑さの中4分15秒で30kmできるんですか!
順調そうですね。
私は、いつも走る大阪城のコースのラップが
去年より1分ほど悪いです。
今年の防府は厳しいかも。
早く涼しくなってくれ~

投稿: kei | 2007/09/23 23:17

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