大河ドラマ『樅ノ木は残った』
連休で比較的時間があったので、NHK大河ドラマ『樅ノ木は残った』の総集編ビデオを借りて観てみた。昭和45年制作というから、実に37年も前の話だ。セットなどは今日の目から見るとさすがに見劣りがするものの映像はかなり鮮明で、当時から大河ドラマには相当の予算が注ぎ込まれていたのが分かる。
放送当時、自分は小学6年生だった。うちで親父がよく観ていたが、派手な合戦シーンもない、地味で退屈な時代劇としか、子供心には思えなかった。それから37年も経って、ようやくその値打ちが分かる歳になったということだろう。
ドラマはほぼ原作に忠実で、複雑なストーリーの進行も、語りの和田篤氏の名調子がうまくガイドしてくれる。ただ、大河ドラマでは、前半に原作にはない原田甲斐の青春篇が付加されていて、総集編では回想シーンとしてそれがうまく織り込まれている。ジャケットの表紙写真も、若き日の甲斐と、交際していた農家の娘たよ(栗原小巻)が寄り添っているところだ。
キャストの詳細はこちらを見ていただくとして、何と言っても宇乃役の吉永小百合が光っている。父母が殺されたショックで口が利けなくなったという、原作にはない設定にもかかわらず、顔の表情と潤んだ眸だけで甲斐に対する想いを十分に表現している。また、伊達兵部役の佐藤慶、伊東七十郎役の伊吹吾郎は、原作から抜け出してきたかと思われるほどのハマリ役だ。
5月3日の練習内容 LSD40キロ
5月4日の練習内容 ジョグ10キロ
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