シューマン・ピアノ協奏曲イ短調
と言っても有名なロベルト・シューマンの作品54ではない。夫人クララの作品7のことだ。彼女がそんな作品を遺していたとは知らなかったが、昨日の夕方ジョグしたときにNHK-FMを聞いていたら、ちょうどこの曲が流れてきたのだ。
ロベルトのそれよりも作曲年代は早いらしいが、3つの楽章の構成といい、ロマンチックな楽想といい、お互いにかなり影響されていることが看て取れる。ただ、当代随一の女流ピアニストであったクララらしく、独奏ピアノが華麗な技巧を展開するという趣が強く、協奏曲としての完成度はやはりロベルトの方が一枚も二枚も上手である。また、同じ女流作曲家のピアノ協奏曲ということで言えば、以前に書いたエイミー・ビーチの嬰ハ短調の方がより聴かせる内容をもっていると思う。
3月4日の練習内容 ジョグ10キロ
3月5日の練習内容 完全休養
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