『レディ・イン・ザ・ウォーター』
M.ナイト・シャマラン監督作品。公式サイトはこちら。この監督の作品は『シックス・センス』以来全て観てきたが、出来不出来の差が大きいというのか、心揺さぶるようなヒューマンドラマを見せてくれるかと思えば(『シックス・センス』『ヴィレッジ』)、「一体何、これ?」というのもある(『サイン』)というのが、私の個人的な感想である。
前者を期待して観てみたが・・・
2月18日の練習内容 完全休養
2月19日の練習内容 ジョグ10キロ
残念ながらこれは後者に属する。監督自身が子供のために思いついたというお伽話を題材にしたファンタジーなのだが、水の精(ブライス・ダラス・ハワードが『ヴィレッジ』に続いて特異な雰囲気を醸し出している)の帰還に向けて、アパートの管理人をはじめ、住民たちまで巻き込まれていくという筋書きはかなり作為的で、ちょっとついていけなかった。
監督お得意の「化け物」が今回も登場するが、音響効果によるおどろおどろしい演出にもかかわらず、コワいどころか滑稽にすら感じた。まあ、これはホラー映画ではないから、ということかもしれないが。
ところで、最後に水の精がオオワシに連れられて自分の世界に帰っていくシーンを見て、竹取物語や羽衣伝説との類似性を感じた。インド系アメリカ人のシャマラン監督も、やはりアジアのDNAを有しているということだろうか。
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