『県庁の星』
映画はロードショーでなく、DVD化されてからレンタルで観ることがほとんどである。劇場に行く時間がないというのもあるが、単に貧乏性だからだ(笑)。本作も封切り時から観たかったのだが、DVD化を待っていた。今週末、近くのレンタルショップで幸運にも1本だけ残っていた。公式サイトはこちら。
11月13日の練習内容 ジョグ10キロ
私のラン仲間には共にサブスリーランナーの「N県庁の星」、「K府庁の星」(伏字の意味がない・笑)がいるが、趣味が共通だからというわけではなく、至って常識的な普通の人達である。織田裕二演じる主人公のような、エリート意識剥き出しの県庁職員が実際にどれくらいいるのか分からないが、そういう人間が民間交流人事でスーパーに派遣されるというのは物語の設定として面白く、そのアイデアだけで本作は出来上がったようなものだ。
その「県庁さん」の教育係を命じられた柴咲コウ演じるスーパーのパート店員は、前半は事あるごとに彼と対立するのだが、そのいかにも投げ槍な感じがなかなかリアルである。スーパーの内幕なども窺えて面白い。しかし、後半では店舗閉鎖の危機に直面して「県庁さん」と手を携えて店舗改革に取り組むのだが、まるで別人になったようで少しウソ臭い。後の展開も大方予想がつく通りである。
検査にやってきた消防署員が売り場で店員に法令条文の暗誦をさせたり、県庁の一係長が県議会特別委員会の席で突然個人的な主張を述べ始めたりと、常識的にはちょっと考えにくいシーンは気になるが、肩の凝らない娯楽映画としてはよく出来ていると思う。
でも、スーパーの惣菜、弁当は当分食べる気がしない・・・(苦笑)。
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