『マラソントレーニング』
ベースボールマガジン社刊。雑誌『クリール』の連載記事をまとめたもののようだ。同社サイトでの紹介はこちら。
いずれも日本を代表する歴代の名ランナーばかりで、その練習法といっても我々市民ランナーとは次元がまるで異なる。何かヒントが得られるかもしれないという期待で読み始めたが、巻末の金哲彦先生の講座を除いて、最後までそれは叶えられなかった。
いつも言うように、文字で読んで言葉としては分かったとしても、その本質的な内容は理解できていないのだろう。しかし、いつか何かの拍子にコツというか、きっかけを掴んだ時、もう一度読み返してみて「そういうことだったのか」ということはあるかもしれない。
ただ、いくつか興味深いエピソードはあった。
宇佐美彰朗が早くから高地トレーニングに取り組んでいたことは知らなかった。わが国では小出監督が初めて取り入れたと思っていたら、実は早くも昭和40年代にメキシコ五輪対策として富士山五合目に泊り込んでトレーニングしていたという。
また、野口みずきが普段のジョグでもキロ4分ぐらいで走るという記述を読んで、この間、西京極で最初に見たときもそのぐらいの感じだったことを思い出した。軽~く走っているように見えて、擦れ違うときのスピードに驚いたものだ。
8月 9日の練習内容 ジョグ12.5キロ
8月10日の練習内容 ペース走20キロ(キロ4分半程度)を含む24キロ
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