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2006/03/31

お父さん、休め

今日で3月も終わり年度末を迎えた。平成17年度の有給休暇取得は19日で、前年度からの繰り越し分20日のうち最後の1日だけが「流失休暇」となった。今年度は4月に1週間ほど海外遠征に行ったのと、大きな大会の前後に固めて休んだこともあって、これでも順調に消化できた方である。入社1、2年目を除けば、毎年大体10日ぐらいは流失させていた。

折角の労働者の権利なのに、いかにももったいない話だ。18年度は海外遠征のような大きなイベントの予定はないが、平日のポイント練習を視野に、今から完全取得を目論んでいるところだ(笑)。

タイトルは「お母さん、休め」(子供の好きな食べ物の頭文字を繋げたもの)をもじった。

3月31日の練習内容 ジョグ10キロ
月間走行距離 320キロ

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2006/03/30

高橋さんと皇居を走る

昨日の出張用件終了後、高橋さんと神田駅で落ち合い、稲荷湯で着替えてから皇居ランに出発した。お互いブログで日常を晒しているので(笑)、初対面にもかかわらず旧友と久々に再会したような不思議な感覚だった。

千鳥ケ淵では桜が満開。歩道には桜を見上げながらそぞろ歩くカップルなどが多くて少し走りづらかったが、高橋さんは長野マラソンに向けての大事なポイント練習ということで、キロ5分10秒程度のペースで5周25キロを無事完走した。

花冷えで前半は風も強くて体が冷えてしまったが、稲荷湯に戻って風呂に入ると何と45度もある。江戸っ子気質か何だか知らないが、どうしてこんな熱い湯に我慢して入るのだろう。それにしても客の半数以上はランナーで、銭湯にとってはランナー様々という感じだった。

その後は神田駅前の居酒屋で打上げ。予想どおり、マラソンと音楽を巡る談義は尽きることなく、気がつくと23時の閉店時間になっていた(笑)。高橋さん、遅くまでありがとうございました!

3月29日の練習内容 皇居5周25キロ
3月30日の練習内容 完全休養

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2006/03/29

東京出張

Katsuichi_1今日は滅多にない東京出張。昼は渋谷・道玄坂小路の「勝一」でトンカツ。20年ほど前に東京転勤になったとき初めて食べて、大袈裟に言えばカルチャーショックを受けた。「食い物は関西」と思うが、トンカツは例外だ。

これから高橋さんと皇居を走る予定。

3月28日の練習内容 完全休養

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2006/03/27

こいつは春から・・・?

egg朝、目玉焼きを作ろうとして卵を割ったら黄身が2つ! 味は変わりなかったが、何かいいことでもあるのかな。

3月27日の練習内容 ジョグ10キロ

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2006/03/26

食うか食われるか

aoyama今日、国道24号をクルマで走っていて出会った光景。少し見づらいが、一番奥に見えるのが近く開店予定の紳士服コナカの看板。これに対抗するように同業既存店の青山がすぐ手前に「直進800m」の看板を掲げている。

まさに「食うか食われるか」の激しい消耗戦を窺わせるが、立地条件の良い国道筋は今や商店街そのものだ。旧市街の商店街からは人が去って「シャッター通り」になる代わりに、国道筋には買い物客のクルマがウヨウヨしているという図式だ。しかし、ここだってそのうちバイパスが出来れば寂れる運命にあるのだが。

3月24日の練習内容 ジョグ10キロ
3月25日の練習内容 ジョグ10キロ
3月26日の練習内容 LSD20キロ

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2006/03/23

KAT-TUN旋風、吹き荒れる!

「芸能・アイドル」なんてカテゴリーの投稿はこれが最初で、たぶん最後かもしれない(笑)。

昨日CDデビューしたジャニーズ事務所の6人組アイドルグループ KAT-TUN の旋風が、我が家でも吹き荒れている。高校生の娘だけでなく、家内までが一緒になってハマってしまっているのだ。磯野波平なら「何だ、サザエまでがいい歳をして!」と怒鳴りそうなものだが、マスオさんより大人しい夫としては、ただ呆れて見守っているというのが実情だ。勉強もあれぐらい熱心にやってくれればと思うが、まあ年頃の娘がヘンな方に走っていないだけ安心すべきか(苦笑)。

おかげで我が家の各種メディアはほとんど KAT-TUN 一色である。これまでもコンサートのDVDが発売されていたり、歌番組や芸能ニュースまで細大漏らさず録画しているので、居間のTVはほぼ常時占拠されていて、80GBのHDDレコーダーも常に満杯状態。たまに私がオペラを録画しようとすると大変なことになる。

CDが発売された昨日は、今まで私専用でクラシックを聴いていたお風呂CDプレーヤーまで占領されてしまう始末である。パソコンは当然ながらファン同士の情報交換のための道具と化しているし、最近では芸能欄目当てに各種スポーツ紙まで買い漁ってくるようになった。

それにしても、ジャニーズのマーケティングというのは凄いものだと感心せざるを得ない。結成して5年も経ってからのCDデビューでいきなりミリオンセラーを狙うというのだ。それまで舞台やTVドラマで徐々に露出度を高めていって、発火点に達した頃合を見計らってドカンという作戦である。ロックコンサートなどでは開演時間をわざと遅らせて観客の興奮を高めるという手が使われるらしいが、これを5年の単位でやろうというのだ。

CDにしてもただ売るのではなく、各種特典がついた初回限定盤の予約注文を突如として開始し、市場に一種のパニック状態を惹き起こして一気に売り切ってしまうという、まことに消費者心理の急所を突いた見事な商法というしかない。

CDデビューですっかりメジャーになってしまえば、そのうち熱が冷めるときが来るのかもしれないが、我が家のKAT-TUN 旋風はしばらく止みそうもない。

3月23日の練習内容 完全休養(年度末で珍しく業爆状態・泣)

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2006/03/22

ランニング能力測定

asics昨日の午後、神戸市西区のアシックス・スポーツ工学研究所でランニング能力測定を受けてきた。本当はレース直後ぐらいの時期にしたかったのだが、とても人気があって予約が一杯のため、やむなくオフシーズンのこの時期になってしまったのだ。

ちなみに、今月に入ってから、この時期には一見不要と思えるようなビルドアップやペース走をやってきたのも、この日に備えてのことで、前日だけは禁酒して測定に臨んだ。ただし、さすがに減量まではできず、体重はレース直前より4キロも重い。

測定内容の詳細はリンク先の同社サイトを見てもらうとして、シューズメーカーらしくまず足型と下肢アライメントの測定に始まり、続いてマシンを使っての脚筋力の測定、さらに実際に走ってのランニングフォームとキック力の測定、そして全身持久力測定という6つの測定を行なって、ランナーの特徴を客観的に捉えようという本格的なものである。お値段の方も本格的だが(笑)、今までこの種の測定は全く受けたことがなく、一度ランナーとしての自分の科学的、客観的な分析をしてもらいたいと思っていたのである。

詳しい測定結果は3週間ほどで送られてくるということだが、既に足型測定は大体のことが分かっていて、幅広、甲高と思い込んでいたものが、実際は意外にも日本人の平均的なサイズだった。ただ、左の踵が鉛直方向から僅かに内側に傾斜していて、これがフォームとどう関係するのか、後日のフォーム分析結果が待たれる。

aerobic フォーム分析と並んで一番関心があったのが全身持久力測定である。これは写真のようにトレッドミルで徐々にスピードアップして走りながら、脈拍や呼吸代謝(酸素、二酸化炭素)を測定して、AT値と呼ばれる有酸素運動と無酸素運動の閾値を割り出すというものだ。

ご覧のように某教団のようなヘッドギアをつけ、口にはマスク、胸には電極が貼り付けられ、ほとんど人体実験である(笑)。それなりに走り込んではきたつもりだったが、マスクで呼吸がしにくいのと体重増のせいで、時速15キロあたりからしんどくなり始め(このあたりがATらしい)、時速17キロまでいった時点で一杯一杯となり、RCTと呼ばれる次の閾値を超えていたらしいので、15分の予定を10分で切り上げて測定を終えてもらった。

僅か10分とは言え、ほとんどオールアウトまで追い込んだのでしっかり脚に来てしまい、神戸の西の外れから奈良までの帰り路がやたらに遠く感じられた。しかし、一緒に測定を受けた4人の中には、わざわざこれだけのために東京から日帰りで来たという女性がいたので驚いた。

3月21日の練習内容 ランニング能力測定
3月22日の練習内容 完全休養

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2006/03/20

Re:JRダイヤ改正

今日はJR新ダイヤによる初出勤。前より2分遅く京都8時30分発となった高槻まで各停の快速電車は、実際には30分30秒が標準のようで、ますます出社がギリギリになってしまう。今はまだ自転車を飛ばしても気持ちいいぐらいだが、今から夏場が思い遣られる。

あちこちの職場で学校で、同じような思いをしている人は多いだろう。以前書いたように「ゆとりあるダイヤ」のためには仕方ないことではあるが、かくなる上は定時運行に最大限努力してほしいものだ。

蛇足ながら31分の普通電車は34分に変わっていた。時刻表の読み間違いだった。プチ鉄道ファンの自分としてはちょっと情けない。

3月19日の練習内容 LSD20キロ
3月20日の練習内容 6分走を含む10キロ

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2006/03/18

JRダイヤ改正

今日からJRダイヤ改正。福知山線事故の時に書いたことが、1年近く経ってようやく実現したわけだ。事故後も相変わらず乱れがちのダイヤが、これで正常化してくれればいいのだが。

個人的には、京都8時28分発の快速(高槻まで各停)が2分遅れて30分発となるのは痛い。かつて27分発だったのが1分遅れただけでも影響があったのに、都合3分も遅くなるとは! 僅か1分後の31分発で京都折り返しの普通列車があるというのに、何ちゅうダイヤ編成や!

3月17日の練習内容 ジョグ10キロ
3月18日の練習内容 ビルドアップ10キロ(キロ5分→4分切り)を含む14キロ

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2006/03/16

或るランナーの事故

昨日の西京極運動公園での出来事である。いつものように五条通りから公園に入り、携帯プレーヤーをスタートさせて走り始めてすぐ、陸上競技場正面ゲート付近で人だかりがしているのが見えた。近づいてみると、人がうつぶせに倒れていて、顔の下には血溜まりができている。呼吸はあるが意識がないようだ。白いランニンングウェアと帽子に見覚えがある。いつも少し苦しそうな顔をして、公園内を私と逆の時計回りに走っている老人だ。相対的に私が相当速く走っているように見えるらしく、1周どのぐらいで回っているのかと尋ねられたことがある。

倒れて間もなくのことで、周囲にいた人たちが救急車を呼んでその到着を待っているところだった。走っていて突然バタンと前に倒れたということだったが、腕が前に出ていなくて顔をまともに地面に打ちつけていることから、何かに躓いたというのではなく、急性の心筋梗塞か何かではないかと思われる。救急車と警察が到着して救助作業と事情聴取が始まるまでの数分間、体は冷えてしまったが、同じランナーとして立ち去るわけにいかなかった。

冷え込みは前日ほどではないが、十分に準備運動をせずいきなり走り出して心臓に来たのだろうか。無事であったことを祈ると同時に、まさか自分はそんなことはあるまいと思うが、万一のことを考えると恐ろしくなった。持参品は携帯プレーヤーと銭湯のカギだけで、身元が分かるものは何もない。西京極ならまだ人通りがあってすぐに救急車を呼んでもらえるが、どうかすると1時間以上走って1台の車とも出会わない峠道だったらどうなるだろう。最低限、携帯電話ぐらいは持って走るべきかもしれない。

3月15日の練習内容 ビルドアップ10キロ
3月16日の練習内容 ペース走10キロ(キロ4分15秒程度)を含む15キロ

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2006/03/14

旧約聖書?

アーサー・リディアードの『ランニング・バイブル』を読んだ。原題は Running with Lydiard。言わずと知れたランニング教則本の文字通り古典とされている本である。しかし、何となく今自分がやろうとしている方向性とは違っているように思った。

誤解があるかもしれないが、ヒルトレーニングなどで腿を高く上げ、足首のバネでしっかり地面を蹴るという練習が多いのは、従来の主流であった「ピストン型」のフォームを念頭に置いたものと思われ、足首や膝をあまり使わず地面にフラットに着地する「スイング型」のフォームが着目されている今日では、その内容はいささか古いのではないかと思う。このあたりは『21世紀のマラソントレーニング』をもう一度読み返してみたい。

しかし、それ以外の周辺部分では、「スタート前に走りすぎない」、「レース中、塩分を摂ってはいけない。熱射病の予防にはカリウムを摂る」、「カーボローディングの効果には疑問がある」といった話など、思わず膝を打つ記述も多く、参考にできそうだ。早速、塩カプセルの中身を見直さなきゃ(笑)。

なお、115頁にアリゾナ州の「タクソン」とあるのは Tucson のことと思われるが、それなら「ツーソン」である。ちゃんと調べてから訳してほしいものだ。

3月13日の練習内容 ジョグ10キロ
3月14日の練習内容 完全休養

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2006/03/12

おうちでもブルックス

職場のコーヒーをブルックスに変えたことを以前に書いた。その時に注文したお試しセットがそろそろなくなりかけたので、例の「1杯19円」の特撰セットを注文しようとして、はたと思い当たった。そうか、1杯19円なのか。

家では毎朝豆から挽いて淹れていたのだが、豆は100g300円から400円ぐらいする。1杯10gとすれば30円から40円で、ブルックスの方が断然安いではないか。コーヒーの値段に加え、ドリップバッグに加工して、1個1個窒素充填包装されているので、何となく割高だろうと思い込んでいたのだ。

ということで、これからは朝のコーヒーもブルックスに切り替えようと思う。節約になるばかりか、電動ミルの騒音もなくなるし、5種類ある銘柄からその日の気分で選ぶこともできるのだ。

3月11日の練習内容 2キロ走×5本(9分→8分切り)を含む14キロ
3月12日の練習内容 LSD20キロ

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2006/03/10

エイミー・ビーチを聴いて

Beach1エイミー・ビーチ(Amy Beach, 1867-1944)はアメリカの女流作曲家、ピアニストで、ボストンを拠点に作曲、演奏活動を行った。管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、合唱曲、歌曲など広範なジャンルに亘り約300曲もの作品を残していて、そのほとんどが出版、演奏されたという。

私は寡聞にしてこの作曲家の名前すら知らなかったが、先日NHK-FMの「ミュージックプラザ」で紹介された「ピアノ五重奏曲」がとても印象深かったので、アメリカのアマゾンからCDを2枚取り寄せて聴いてみた。

Beach21枚はこの五重奏曲に「フルートと弦楽四重奏のための主題と変奏」、「ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲」を組み合わせた室内楽集(英シャンドス・写真上)、もう1枚は「ピアノ協奏曲」と「交響曲(ゲール風)」を収めたものである(米ナクソス・写真下)。

アメリカの作曲家というと、グローフェ、ガーシュイン、コープランド、近いところではバーンスタインといったあたりが頭に浮かぶが、ジャズや黒人霊歌、ラテン音楽の要素を取り入れた、親しみやすい反面どちらかというとハデで外面的な音楽づくりが、彼の地の国民性にも合致して主流を占めているように思う。

しかし、ここに聴くビーチの音楽は、前記の作曲家たちよりひと世代前というせいもあるが、全く異なっている。驚いたことにドイツロマン派の音楽そのものなのである。「ピアノ五重奏曲」は嬰ヘ短調という調性からして作曲者が念頭に置いたに違いないブラームスのヘ短調のそれを髣髴とさせるし(第2楽章が特にロマンチック!)、「交響曲」はアイルランドの民族音楽を題材にしたというテーマの親近性と、冒頭楽章が同じ8分の6拍子で書かれていることから、メンデルスゾーンの「スコットランド」を連想させる。

また、自ら優れたピアニストでもあった作曲者自身がボストン交響楽団と初演した「ピアノ協奏曲」は、同じくドイツロマン派の流れを汲むグリークのそれのような抒情的な味わいがある(ピアノの最初のカデンツァが非常に印象的だが、アマゾンのサンプルには入っていない。残念!)。

しかし残念ながら、こうした彼女の音楽はやはりアメリカにおいては作曲者の生前ですら「古臭い」と受け取られていて、その死後はほとんど無視され、歴史に埋没してしまっていた。近年ようやくビーチ再評価の動きが出て、日本でも彼女の作品を集めたコンサートが開かれたようだ。いわゆる「隠れた名曲」など存在しないというのが私の持論だったが、少し考え方を改めさせられたCDだった。

3月 9日の練習内容 ペースラン10キロ(キロ4分30秒程度)を含む12キロ
3月10日の練習内容 ジョグ10キロ

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2006/03/08

西八物語

いつもお世話になっている某中華料理チェーンの店が1年ほど前に新装開店したことは以前に書いた。西大路八条の交差点にあるので「西八」というのが通称である。この店にかなり前から勤めているホール係の女性店員がいる。年齢は三十少し前ぐらいか。

ホール係にもピンからキリまであるが、この人はさしずめ「ピン」の部類だろう。容姿のことではなく(決して悪いわけではない)、仕事の要領とか客への気配りとかのことである。注文の受け答えひとつとっても、テキパキとして実に気持ちいいのである。店の改装工事中、臨時に応援に行っていた近隣の店で、「西八、×日開店です」と言われて驚いたことがある。客の顔をしっかり覚えているのだ(それほど頻繁に行っているということか・笑)。

今どき珍しい感心な店員さんだと思い、名札を見て彼女の名前を覚えていたら、新装開店から暫くして苗字が変わった。結婚したのか、それとも離婚して元の苗字に戻ったのか、などと余計なことを考えていたら、実は店長氏と同じ苗字であることが分かった。なるほど、職場結婚というわけか。しかし、そんな立ち入ったことを訊く訳にもいかないので、それとなく2人の様子を観察していた。

この店長氏、店員教育にはメチャクチャ厳しく、入店早々で辞めていったアルバイトは数知れないが、定着した子は最初とは見違えるぐらい頼もしく育っていく。いつも据わった目つきで店内を睥睨し、新妻が傍にいようが、態度も顔つきも以前と全く変わるところがない。職場にはプライベートなことは一切持ち込まない職人気質の人なのだろうと思う。

ところが、このところ何時いっても彼女の姿が見えない。たまたま勤務シフトがそうだっただけなのかもしれないが、ひょっとして夫婦間に何かまずいことが起きたのではと、全くもって余計なお世話だけど、ちょっと心配していた。

今日行って、それが杞憂であることが分かった。久々に見た彼女は心なしかふっくらとしていたのだ。なあんだ、そういうことだったのか。ひと安心すると同時に、とても仕事熱心な2人の前途に幸あれと、これまた全くもって余計なお世話だけど、心の中で祝福したのだった。

3月8日の練習内容 軽いビルドアップ10キロ

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2006/03/07

CI-CA、初使用

CI-CA奈良交通のICカード乗車券「CI-CA」を購入、初めて使ってみた。同じプリペイド式のJR西日本の「ICOCA」とほぼ同じ外観(多分中身も)である。同じ定期券入れの表と裏に入れているが、今のところバス、JRとも誤動作は起きていない。むしろ「スルッと関西」との方が、なぜか相性が悪い。

「奈良」交通で「シーカ」というベタなネーミング(笑)はご愛嬌としても、バス専業会社のため鉄道駅のような営業拠点がなく、新規購入などの手続きは営業所まで出向かなくてはならないのが不便だ。しかし、従来のバスカード同様のプレミアが継続されているのは有難い。

これで会社の身分証を含めてICカードが3枚。そのうち近鉄もPiTaPaに移行するというし、分厚いICカードで定期券入れがどんどん窮屈になっていく。将来は1枚で全部兼用できるという具合にならないものだろうか。

3月7日の練習内容 ジョグ10キロ+軽い流し2本(体が重い・泣)

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2006/03/06

『坂道の家』

先日読み終えた松本清張『黒い画集』所収の短篇をTVドラマ化したもの。90年代初めに制作されたもので、最近の清張リバイバルブームの先駆けかもしれない。

実直で金儲けだけが生き甲斐だった小間物屋の主人(いかりや長介)が、ある日店を訪れたキャバレーの女(黒木瞳)に惹かれ、次第に溺れて自ら破滅していくというストーリー。両人とも予想どおりの適役で、嫉妬に狂う中年男と、彼を手玉にとる魔性の女を、それぞれ好演していた。脇役では、小間物屋の女房役の白川和子と、キャバレーの仲間のホステス役の西川峰子が、ともに原作以上の存在感(?)を示していて、面白かった。

2時間枠の番組用だったようで、ビデオではCMがカットされて90分ほどしかないが、ほぼ原作に忠実に丁寧に作られている。「三丁目の夕日」ほどのスケールではないにしても、小間物屋の店先や木造の古アパートなど、昭和30年代の雰囲気が良く出ていた。演出はつい先日亡くなった久世光彦氏であった。

3月6日の練習内容 完全休養

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2006/03/05

そろそろ再始動

別府大分から1か月、完走記の公約どおり(?)しっかり骨休めをした。どうやって走るのか忘れてしまわないように(笑)、1日置きぐらいにつなぎのジョグは入れたが、週末に20キロも走ると、翌日は筋肉痛に悩まされるという始末である。

また、好きなものを好きなだけ飲み食いした結果、体重はレース前から3キロも増えた。当然アルコールも連日のことで、1日だけの完全休肝日も、あまりに酷い二日酔いで終日飲む気がしなかったからだ。(←アホです)

しかし、これで完全に疲れが抜け、体がリセットされたように感じている。今月下旬にあるテストを受ける予定なので、その準備もあってそろそろ再始動しようと思う。当面は今季のレースで明確になった課題、すなわちフォームの改善と体幹の強化に取り組みたい。

明日6日は啓蟄。

3月4日の練習内容 LSD40キロ
3月5日の練習内容 ジョグ10キロ

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2006/03/03

『黒い画集』

松本清張著の短篇集。昭和33年9月から35年6月にかけて週刊朝日に連載されたもの。ちょうど私が生まれた頃の作品で、「待合」や「女中」など、時代を感じさせる言葉が出てくるが、人間の欲望と挫折、男女の情念などを丹念に描いたストーリーは、今読んでも全く古びていない。トリックも当時としては極めて斬新だろう。新潮社ウェブサイトの紹介文は例によってそっけない(笑)。

身の安全と出世を願う男の生活にさす暗い影。絶対に知られてはならない女関係。平凡な日常生活にひそむ深淵の恐ろしさを描く7編。

中では、実直で金儲けだけが生き甲斐だった小間物屋の主人が、ある日店を訪れたキャバレーの女に惹かれ、次第に溺れて自ら破滅していく過程を克明かつ残酷に描いた「坂道の家」が秀逸だった。故いかりや長介と黒木瞳(ともに適役!)でTVドラマ化されたものがビデオで出ているらしい。ああ、また週末の時間が・・・(笑)。

3月2日の練習内容 ジョグ10キロ
3月3日の練習内容 ジョグ10キロ

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2006/03/01

音楽の刷り込み効果?

Walter昨日のジョグのBGMはブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団によるブラームスの交響曲第4番ホ短調。昔から名盤の誉れ高いものだ。先日DVDを借りた際に、店の数少ないクラシックCDの中に発見して思わず借りたものだ。高校時代にこの曲を初めて聴いたのがこの演奏で、以来実演、録音とも数え切れないほど聴いてきたが、これに匹敵する演奏は2つか3つで、未だにこの演奏が自分にとっての標準というか、原点みたいになっている。音楽体験にも「刷り込み効果」があるのかもしれない。

ちなみにその「匹敵する演奏」というのは、ご存知クライバー指揮のウィーンフィル盤、昨年4月にNYで聴いたチョン・ミョンフン指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏、それから1978年の尾高忠明指揮某大学オケの定期演奏会である。最後のは自分も出演したからというだけの理由だが(笑)。

他の曲での「刷り込み効果」としては、同じコンビによるモーツァルトの第40番、ベームとベルリンフィルによる「ジュピター」とブラームスの第1番(この辺りはまあ順当)、シュミット=イッセルシュテットとウィーンフィルによる「田園」、ケンペとベルリンフィルによるブラームスの第3番(ちょっと渋い)、クレンペラーとニュー・フィルハーモニア管によるブルックナーの第9番、ワルベルクとフィルハーモニア・プロムナード管によるメンデルスゾーン「イタリア」(かなりマニアック)などがあり、なかなかこれらを超える演奏には巡り逢えないでいる。

ところで、昨日のブラームスにはオチがある。リミックスされて一段と聴きやすくなった(昔のCBSはアリゾナの砂漠みたいなカサカサの音がした)ワルターを聴きながら、拠点にしている銭湯まで戻ってきたあたりで、終楽章の最後のピウ・アレグロに差しかかり、いよいよ大詰めというところになって、ちょうどやって来たこの銭湯の常連客の一人に声を掛けられた。「寒かったやろ」とか言っているらしいのだが、タイミング悪すぎ。無視してやろうかと思ったが、その顔を見て思いとどまり、適当に返事を返さざるをえなかった。その人の背中に見事な絵が描かれているのを思い出したからだ(笑)。

2月28日の練習内容 ジョグ10キロ 月間走行距離236キロ
3月 1日の練習内容 完全休養

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