『Groundhog Day』
1993年の米コロンビア映画。あえて原題をタイトルにしたが、これは毎年2月2日にペンシルベニア州パンクスタウニーという田舎町で行なわれる伝統行事で、モグラかモルモットみたいな Groundhog という小動物(映画にも実物?が登場するが、なかなか愛嬌がある)が冬眠から覚めて穴から出てきたとき、自分の影が見えるかどうかで春の到来を占うというものである。聴講しているラジオ英会話のテキストに紹介されていたので、レンタルで観てみた。
詳しくはここを見てもらうとして(ただし、ネタバレ注意!)、うんざりするような仕事で潰れた1日を、何の祟りか繰り返し繰り返し生きなければならない不条理に陥った主人公フィル(天気予報キャスターで、しかも上記 Groundhog と同じ名前というのは笑える)の悪乗り、悪あがき、自暴自棄。そして、そこから立ち直っていく様子がユーモアを込めて描かれている。
主人公は朝起きてから寝るまで、毎日同じ場所で同じ人物と出会って同じ言葉を掛けられ、また同じ時間に同じ出来事を経験することになるのだが、考えてみると映画製作サイドからすると、これは極めて効率的だ。同じロケやセット、同じキャストとエキストラで一度に何カットも撮れてしまうのだから(笑)。
ところで、この映画の邦題は『恋はデジャ・ブ』というのだが、こんなタイトルでは観てみようという気が起きないと思われ。折角のハート・ウォーミングな映画が台無しである。
2月27日の練習内容 ジョグ10キロ(そろそろ冬眠から覚めないと・笑)
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