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2005/09/26

『恋愛適齢期』

ビートルズに "When I'm Sixty-Four"(僕が64歳になっても)という曲がある。映画『ガープの世界』のオープニングで非常に印象的に使われているものだ。

Will you still need me, will you still feed me / When I'm sixty-four. (僕が64歳になっても君は僕を必要とするだろうか? 僕に食事を作ってくれるだろうか?)といった歌詞なのだが、要するにどんなに歳をとっても、孫ができても、愛し合う2人でいようねという歌だ(と思う)。そう、ちょっと前までは64歳といったらもう立派なお爺さんだったのだ。

ところが、この映画『恋愛適齢期』の主人公ハリー(ジャック・ニコルソン)ときたら、63歳になる今日もなお、30歳以上も年下の恋人を次々にとっかえひっかえする現役バリバリのプレイボーイ(古っ!)だ。今日も若い恋人の別荘に2人で乗りつけ、楽しい時間を過ごそうとした矢先、偶然帰ってきた彼女の母エリカ(ダイアン・キートン)と叔母にばったり出くわしてしまう。エリカは人気舞台作家だが、男性関係にはあまり恵まれなかったようで、夫とも既に離婚している。

その後はお約束どおりハリーとエリカが恋に落ち、一方エリカに恋心を寄せる医師ジュリアン(キアヌ・リーブス)が絡んできて物語が展開していく。先日は妻に先立たれた元大学教授が淡々と死に立ち向かっていく小説『敵』を読んだばかりだが、こちらは60歳を過ぎてもまだ青春真っ只中のような主人公のエネルギーと、開けっぴろげの人生賛歌に圧倒される。

全体として上質で洒落た大人のラブストーリーに仕上がっている。ジャック・ニコルソンは『アバウト・シュミット』『恋愛小説家』と観てきたが、老いてなお「色気」のある男を演じさせたら右に出る者はいないだろう。ダイアン・キートンは今何歳か知らないが、男には未だにウブな面を持つ女流作家を好演。油断して裸になったところをハリーに覗かれるシーンも決していやらしくない。

9月26日の練習内容 完全休養(年一度の会議→宴会のため)

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