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2005/08/24

戦場のボストンマラソン

boston0084月のボストンマラソンの記録証が公式記録集とともに到着した(←名前のところは細工してある)。レース後間もなくハガキで速報値は通知されていたが、公式記録集が完成するまでは非公式タイムとの注釈があった。レースから4か月を経てようやく公式記録として確定したわけで、この辺りはさすがにアメリカ的な大らかさだ(笑)。現物はレターサイズ(ほぼA4版)の大きさの分厚いもので、日本のようにハンコではなく主催者代表3名の署名が入った、なかなか立派なものである。

公式記録集にも順位、氏名、年齢、出身州(または国)、記録(オフィシャル及びネット)、部門別順位が掲載されているが、何せ全完走者18,322名(完走率実に96%!)というだけに、虫めがねが必要なほど小さな字だ。5キロラップは個人の記録証にも載っておらず、ちょっと不親切な気がする。

それはともかく、公式記録集をパラパラ繰っていると、面白い記事が出ていた。

8月24日の練習内容 完全休養

実はボストンマラソンと同じ4月18日に、イラク駐留の米空軍キャンプでマラソン大会が開かれていたというのだ。しかも、ボストン陸上競技協会(BAA)の全面的な協力を得て、「2005ボストンマラソン・イン・イラク」として開催され、本大会と同じナンバーカードをつけた350人ものランナーが砂漠の中を走ったという。

男子優勝者のタイムは3時間03分20秒で、気温35度の暑さを考えれば立派なタイムである。しかも、ハーフを12年前に走ったきり、フルマラソンは初めてだったというから、なおさら驚きだ。女子優勝者は病院の栄養士で、同様に初マラソンながら4時間を切ったとのこと。

自身ランナーでもある発案者が駐留軍関係者の息抜きにと企画したもので、当初はタイムも取らず、せいぜい10~20人ぐらいで固まってのんびり走ればいいと考えていたのが、あれよあれよという間に話が大きくなり、とうとう自分自身は走れずじまいだったとか(笑)。

無論、イラクでの米軍駐留については米国内ですら議論のあるところだ。しかし、毎日が死と隣り合わせの緊張の日々を送る彼らにこそ、こういう行事は必要ではないかと思う。翻って、日本の自衛隊が同じことをしたらどうなるだろうか。おそらく、「危険を顧みず、不謹慎極まりない」と、マスコミから一斉砲火を浴びることだろう。

最初から最後まで、いろんな面で日米の違いを実感したボストンマラソンである。

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