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2005/07/19

映画『半落ち』

3連休で少し時間があったので、前々から気になっていた映画『半落ち』のDVDを借りてきて鑑賞した。息子を白血病で失い、そのショックで今度は妻がアルツハイマー病に冒された主人公が取った究極の選択とは・・・。

痴呆と骨髄移植という、ともに非常に重いテーマをかさね合わせ、事件の関係者と観客の全てに対して「人間の生きる意味とは何か」を問いかける。主演の寺尾聰はセリフが極端に少ないにもかかわらず、目の動きや顔の表情のひとつひとつに万感の思いが籠り、見事な演技ぶりである。

続き↓は、本筋とはあまり関係のないトリビアネタである。

7月19日の練習内容 ジョグ10キロ(西京極球場では高校野球開催中)

ラストの判決公判の傍聴席で鶴田真由(中尾記者)の後ろにどこかで見たような中年男が座っているなと思っていたら、後で特典篇を見て、原作者の横山秀夫氏本人であることが分かった。まあ、こういうのは推理ものにはよくあるご愛嬌だ。

それより前のシーンで、新聞社の中尾記者のデスクの後ろに、映画『チルソクの夏』のパンフレットが貼ってあるのを見て思わず笑ってしまった。同じ佐々部清監督の作品なのだ。サブリミナル広告かもしれないが、ずいぶんと手の込んだ悪戯だ(笑)。

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