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2005/07/10

「復活」!

昨日、10キロのジョグを無事にこなしたので、今日は芋ケ峠まで往復20キロのLSDを行った。終始小雨が降り続いて、かなり蒸し暑く、まるでサウナ風呂に入ったように大量の汗を掻いたが、久々に体中の老廃物が出た感じで気持ちよかった。

ネットワーク・ウォークマンには昨日の「レッツラン!」の録音に加えて、今日はこれしかないという選曲で、マーラーの「復活」交響曲を入れておいた。バーンスタイン晩年のNYフィル盤である。某評論家が「神懸り的」と評した最終楽章の迫力は大変なものだ。Avery Fisher Hallの巨大な空間を満たす音響の大伽藍。ライナーノーツにはライブ録音とあるが、最後の変ホ長調の和音が鳴り終わっても、暫く拍手も歓声も聞こえない。かつてNYフィルに長年君臨した老巨匠の渾身の名演に、聴衆は圧倒されてしまったのだろう。

この曲にはそういう神懸り的なところがあるようで、有名なところでは、この曲に魅せられたアメリカのギルバート・キャプランという実業家が、この曲を振りたい一心で指揮と曲の勉強を重ね、その成果が次第に認められて世界中のオーケストラで「復活」を指揮するようになり、ついには天下のウィーン・フィルを指揮したCDまでリリースされるに至った。ただし、指揮するのはこの「復活」ただ1曲というから恐れ入る。

スケールは急に小さくなるが(笑)、私がかつて在籍した大学オケの4回生冬の定期、私にとっては卒業演奏会の曲がこれだった。第3楽章の何でもないソロでコケてしまった。もう24年も前の話になる(遠い目)。

7月10日の練習内容 LSD20キロ

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