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2005/07/13

新参者は酒を売るな

京都の下町を自転車で走っていて感じるのは、やたらと酒屋が多いことだ。感覚的には2~3百メートルに1軒ぐらいある。おかげで会社の帰り、走った後のビール・・・いや発泡酒や雑酒の調達には事欠かないのだが(笑)、どこも何代も前から続いているような感じの小ぢんまりした店ばかりで、今時こんな業態で儲かっているとはとても思えない。それでも潰れないのはなぜか。「さおだけ屋」みたいに何か秘密があるのかと思っていたら、今朝の新聞記事で謎が解けた。

酒類の販売は規制緩和の一環として原則自由化されたものと思っていたが、実は2年間の時限措置として「緊急調整地域」(通称「逆特区」)なるものが議員立法で導入され、これに指定された地域では1年間酒類小売の新規参入が認められないのだそうだ。職場近辺を管轄する右京税務署管内では2区2市1町が全てこの地域に指定されている。どうりで零細な酒屋が多いはずだ。

全国レベルでは、時限措置1年目に全国市区町村の約27%だったこの調整地域は、2年目の今年は約38%とむしろ増加している。それどころか、朝刊によれば自民党内にはこの時限措置をさらに1年延長しようという動きがあるそうだ。

貧乏人は麦を飲むな」と書いたことがあるが、これでは「新参者は酒を売るな」である。議員立法ということからも分かるように、これは新規参入を排除したい既存酒販店や、末端の値崩れを防ぎたい酒類業界からの政治的圧力によることは明らかである。厄介なのは、既に酒類販売を始めた大手スーパーや酒量販店、コンビニまでもが、総論はともかく各論では新規参入を歓迎しない側に立っているかもしれないことだ。そして、そのツケは全て消費者に回されている。

7月14日の練習内容 休養(↑への抗議も込めて肝臓も休養・笑)

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