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2005/06/04

鉄ちゃん、入ってます

朝日新聞のウェブサイト「asahi.com」の「アスパラクラブ」に投稿記事が掲載された。このアスパラクラブというのは、同サイトによれば、「朝日新聞社が提供する会員制サービスです。インターネットの会員ページを中心に、会員の方に朝日新聞独自の情報やくらしに役立つ相談などのサービスを提供します。」ということで、要するに購読勧誘と読者囲い込みの一石二鳥をネットでやろうという企み(?)のようであるが、その中にある「A.I.C」(アサヒ・インターネット・キャスター)というコラムの中に2、3本面白いのがあって、かつてはasahi.com からすぐ読めたのが、ある時からアスパラに移行したので、それを読むためだけに会員登録(無料)をしている。そのコラムのひとつが毎週火曜日に鐸木能光(たくき・よしみつ)さんという人が書いている「デジタル・ストレス王」だ。この人、表向きネット評論家のようなのだが、作家であり、作曲家であり、狛犬研究家であり、一体何が本職なのかよく分からないが、幅広い分野に亘ってかなり掘り下げた鋭い見解を書いておられるので、毎週楽しみに読んでいる。

前置きが長くなったが、そのコラムの5月24日付で「福知山線事故は明治政府の責任?」という、概要以下のような記事が出た。

狭軌のJRが新幹線と同じ標準軌である関西の私鉄陣にスピード競争を挑んだのは無謀だった。そもそも明治時代に鉄道が初めて敷かれたとき、将来車両が大型化することや高速化することを頭に入れなかったための大失策と言えるだろう。標準軌に変更するチャンスはあったが、これを逃した日本が「狭軌の国」になってしまったことは、政治家や役人が先を読めないとどういうことになるかという好例だろう。

福知山線事故はもともと無理なダイヤ設定で連日遅れを生じ、それが乗客の怨嗟を買ったところに発端があると以前に書いたが、このような視点は全く考えていなかった。連日の新聞報道でも、こんな指摘をした人はいなかったように思うが、確かにそういう側面はあるかもしれない。標準軌ならあのカーブを時速100キロでも曲がれるのかどうか、素人には分からないが、少なくともスピードに対する余裕度は狭軌よりは大きかっただろうと思われる。それはともかく、このコラムの「標準軌に変更するチャンスを逸した」云々という記述に関して、近鉄名古屋線拡幅の逸話を思い出した。名古屋線はかつて狭軌のため大阪との直通運転ができなかったが、伊勢湾台風により壊滅的打撃を受けたのを逆手に取って、標準軌への拡幅工事を一気に成し遂げたというものだ。「A.I.C」の金曜日には読者投稿紹介のコーナーがあるが、最近投稿が少ないということだったので思い切って投稿したら、まんまと掲載された。鐸木さん本人からもコメントが寄せられていて、それによれば、関西の鉄道好きの間では半ば常識となっているこの逸話、関東方面ではほとんど知られていないようだ。ということで、先日の「マスコミの偏向報道」につながるのだが、これ以上書くと(というか既に)、酔っ払いの繰り言になるので、今日はこれぐらいにしといたらぁ。(笑)

6月4日の練習内容 ジョグ12キロ

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