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2005/04/06

映画『模倣犯』

原作に続き映画『模倣犯』を鑑賞。ネットの投稿では「原作が台無し」などと酷評する向きが多かったが、全体としてそれほどひどいとは思わなかった。そもそも小説と映画は別物であり、あれだけの大作を2時間で納めるためにもストーリーの改変は不可避である。それでも原作にかなり忠実なシーンやセリフも多く、監督・脚本の森田芳光の苦労が窺える。ただ、残念だったのは、主役のピースこと網川浩一役の中居正広が、どう逆立ちしてもピースの対極にある「善良な一般市民」にしか見えないことであり、最後まで違和感が残った。下町の豆腐屋有馬義男役の山崎努は、原作のイメージからすれば些か格好良すぎるが、さすがの名演技。高井和明役の藤井隆もなかなか好演、清原や中村紀洋のバッティングのマネをするシーンは笑えた。今回レンタルVHSで観たが、「映画に隠された44の謎はDVDで明かされる!」って、そりゃないっすよ、東宝さん。

4月6日の練習内容 ビルドアップ15キロ

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