2017/01/18

ウェストポーチを新調

これもビフォーアフターネタである。LSDや街道走りなどに欠かせないウェストポーチを買い替えた。これまで使っていたランナーズのポーチが随分くたびれてきて、ついにファスナーの一部が本体から剥がれてしまった。いつ購入したのか記録がないが、おそらく前世紀から使っていたものと思われる。(苦笑)

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まず、ランナーズの通販サイトを覗いてみたが、驚いたことにボトルを収納できる商品が全くないのだ。ランナーの意見を反映した商品というのがウリだったのに、これは一体どうしたわけだろう。

ということで、アマゾンのサイトで検索してみたら、安くて良さそうな商品が数多くヒットした。これならランナーズが撤退するのも無理ないかもしれない。評判などを参考にチョイスしたのが、アスフィニティーという聞いたこともないブランドの商品。お値段は1970円である。

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ファスナー付きのポケットが大小4つもあり、ボトルホルダーはベルトで固定できる。サイズは結構大きいけれど、素材のせいか意外に軽く感じる。先日のLSDで早速使ってみたところ、身体へのフィット感を含めて、なかなか使い心地は良かった。あとは耐久性が問題だが、以前のように頻繁に使わないので、当分の間はこれで足りるだろう。

1月17日 ジョグ10キロ

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2017/01/15

『殿、利息でござる!』

Risoku2016年、製作委員会。松竹配給。阿部サダヲ、瑛太他。アマゾンの紹介文。

金欠のため、百姓や町人へ容赦なく重税を課していた仙台藩。中でもさびれ果てた小さな宿場町・吉岡宿では、破産と夜逃げが相次いでいた。町の将来を心配する十三郎(阿部サダヲ)は、知恵者の篤平治(瑛太)から宿場復興の秘策を打ち明けられる。それは、藩に大金を貸し付け利息を巻き上げるという、百姓が搾取される側から搾取する側に回る逆転の発想であった。計画が明るみに出れば打ち首確実。必要な資金は千両。現在の3億円という大金を水面下で集める、前代未聞の頭脳戦が始まった。
「この行いを末代まで決して人様に自慢してはならない」という“つつしみの掟”を自らに課しながら、さらに強欲お奉行の嫌がらせを乗り越えて、十三郎とその弟の甚内(妻夫木聡)、そして宿場町の仲間たちは、己を捨てて、ただ町のため、人のため、私財を投げ打ち悲願に挑む! ビンボー庶民の一世一代の大勝負!  結果はいかに―!?(引用終わり)

原作は『武士の家計簿』と同じ、磯田道史氏。実際にあった話だそうで、それを発掘した時点で本作は半ば成功していたと言えそうだ。ジャケット写真や公式サイトのビジュアルからすると、ちょっとコメディータッチの内容を連想するが、実は心洗われるような美談だった。特に、武士以上に武士道精神を体現した町民たちが見せた、奉仕の精神と団結力には頭が下がった。

街道走りが趣味の自分としては、吉岡宿の風景や町人たちの生活ぶりも興味津々だった。よく出来たセットだと思って調べてみたら、山形県鶴岡市にある「スタジオセディック庄内」という施設で撮影されたそうだ。一般に公開もしているというので、機会があれば一度訪ねてみたいものだ。

ところで、仙台藩の殿様役で羽生結弦が出演していて、素人離れした演技を見せている。フィギュアというのは一種の「見せるスポーツ」だから、役者とは一脈通じるところがあるのだろう。しかし、わざわざ吉岡宿に来て町人たちの前で理解あるところを見せる前に、薩摩藩主との下らない官位争いで無駄遣いをしなければ良いのだ。いや、決して結弦君が悪いわけではないが。(苦笑)

1月13日 LSD20キロ
1月15日 ジョグ10キロ

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2017/01/12

網戸を張替える

我が家は今年で築27年。あちこち傷んできて補修が必要な箇所が増えた。ベランダに面した網戸もしかり。ご覧のように網がほつれて隙間から虫が入ってくる恐れがあり、家内から何とかしてと以前から言われていたが、これだけで業者を呼ぶと高くつきそうだからと、延ばし延ばしにしていた。

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しかし、先日他の用事で某ホームセンターに行ったら、「ママでも簡単に張り替えられる」という謳い文句の張替えネットや専用の道具などが売られていた。ママでも出来るのならパパなら楽勝だろうと、この際挑戦してみることにした。

まずは網押えのゴムを外して古いネットを取り除いたところ。ここまで来たら、もう後戻りはできない。(汗)

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新しいネットを枠にクリップで仮止めし、先ほどのゴムを専用のローラーで押し込んでいく。結構力が必要だ。業者が想定しているのは、よほどパワフルなママに違いない。(笑)

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後ははみ出した余分なネットをカッターナイフで切り取れば完成だが、そこは素人の悲しさで、ギザギザが残ったり、枠にナイフの跡がついたりしてしまった。それでも、遠目には何とかサマになっている…かな。

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今回はとりあえず1枚だけだったが、まだあと何箇所か張替えが必要かも。(泣)

1月11日 ジョグ10キロ

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2017/01/09

『ピエタ』

Pieta_2大島真寿美著。この作家は初めて。 某ブログで紹介されていて興味を持った。版元の紹介文。

18世紀、爛熟の時を迎えた水の都ヴェネツィア。『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児を養育するピエタ慈善院で〈合奏・合唱の娘たち〉を指導していた。ある日、教え子のエミーリアのもとに、恩師の訃報が届く。一枚の楽譜の謎に導かれ、物語の扉が開かれる――
史実を基に、女性たちの交流と絆を瑞々しく描きだした傑作。(引用終わり)

主要登場人物は語り手のエミーリア、彼女と同じく孤児のアンナ・マリーア(実在の人物らしい)、ピエタに出入りしていた貴族の娘ヴェロニカ、そしてコルティジャーナ(高級娼婦)のクラウディアと女性ばかり。しかも、舞台は18世紀のヴェネツィアということで、果たして物語世界に入って行けるか不安だったが、全くの杞憂に終わった。

巻末に掲載された多数の参考文献をはじめ、綿密な取材を重ねた成果であろう。ヴェネツィアの風景が、風の冷たさとか街のざわめきすら感じさせるほど見事に表現されている。そこを舞台に、生まれも育ちも全く異なる女性たちが出会い、心の交流を深め、そして別れていくまでを、冷静かつ温かい視線で丁寧に描いている。

完全に物語世界に入り込んでしまい、残りの頁が少なくなったときは、読み進むのが辛いと思ったほどである。紛失した楽譜をめぐるエピソードは最後でまたひとつ謎を生むが、全てを白日の下に晒さないことで、余韻のある読後感を残している。

作曲家のヴィヴァルディは冒頭で既に故人になってしまっているが、結果的に登場人物たちを引き合わせる役回りを演じており、影の主人公と言える存在になっている。作中で紹介されている l'estro armonico 「調和の霊感」のCDを聴きながら、この記事を書いている。まとめて聴く機会がなかったが、BGMとしても最適であることがわかった。

1月7、9日 ジョグ10キロ

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2017/01/06

『杉原千畝 スギハラチウネ』

Chiune2015年、製作委員会。唐沢寿明主演。allcinema の紹介文。

1934年。語学力と情報網を武器に外交官・杉原千畝(唐沢寿明)はソ連北満州鉄道譲渡の交渉を成立させる。その一方で仲間を失い、千畝自身彼を警戒するソ連から『ペルソナ・ノン・グラータ(歓迎されざる人物)』に指定され入国拒否されてしまう。千畝は在モスクワ大使館への赴任を希望していたものの叶わず、外務省よりリトアニア・カウナスにある日本領事館での勤務を命じられる。1939年、千畝は新たな相棒ペシュとリトアニアで諜報活動を開始。情報を収集し激動のヨーロッパ情勢を分析、日本に発信していく。やがてナチスドイツがポーランドに侵攻し第二次世界大戦が勃発。ナチスの迫害から逃れようと通過ビザを求めるユダヤ難民がカウナスの日本領事館へ大挙する。その数は日に日に増していき、彼らの置かれた状況を知る千畝は日本政府からの了承がないまま難民たちに通過ビザを発給するが……。(引用終わり)

終戦70年特別企画として製作され、公式サイトによれば「ポーランドでオールロケにて撮影され」たとのことで、俳優、エキストラのみならず、スタッフにもポーランド人が多数参加し、実質的には日ポ共同と言える作品である。

ユダヤ難民に日本通過ビザを発給して6千人もの命を救い、「東洋のシンドラー」とも呼ばれる杉原のキャリアを辿りながら、ビザ発給の顛末を中心に、そこに至る時代背景を含めて丹念に描いている。いずれアメリカとの勝ち目のない戦争に突入することを予期し、それを必死に食い止めようとした彼の行動は結局水泡に帰してしまうのだが。

個人的には日本の外務省には決して良いイメージを持っていないが、かつてはこういう気骨のある外交官がいたのだ。しかし、外務省・政府は杉原の存在を無視する態度を続け、本人の死後14年を経た2000年になってようやく名誉回復が行なわれた。映画はそのことも淡々と伝えている。

1月4、6日 ジョグ10キロ

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2017/01/03

平成が終わる

明けて平成29年となったが、来る30年で平成が終わる公算が大きくなった。天皇陛下の「お気持ち」ご表明を受けて法整備が進んでおり、報道によれば平成30年11月に皇位継承の重要儀礼「大嘗祭」が行なわれる見通しであるという。

生前退位についてはニュースで何度も耳にしていたが、迂闊にも近々元号が変わるということを実感していなかった。ネットで検索してみても、直ちに仕事に影響するシステム業界など一部を除いて、関連した発言はさほど多くない。

昭和生まれの自分としては、平成になってから西暦で計算することが多くなったが、それでも元号が変わることにはある種の感慨を禁じえない。新しい元号になれば、昭和生まれというのは今で言う大正、明治生まれと同じような存在になるだろう。

それに加えて、来年は自分自身が還暦を迎える年であり、奇しくも同じ年に元号が変わるとすれば、人生の大きなターニングポイントとなるに違いない。それに向け、今からいろいろなことを考え、計画していかなければならないと思う、年の始めである。

1月2日 ジョグ10キロ

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2016/12/31

2016年回顧

今日は大晦日の恒例で、第九をBGMに走り納めてきた。今年はジョン・エリオット・ガーディナー盤。これもベーレンライター新版による演奏と思われるが、演奏時間が1時間を切るキビキビした演奏は、ランニング向けと言えるかもしれない。

ところで、昨夜BSフジでラトル指揮ベルリンフィルの第九が放映され、ラトル自身による解説が興味深かった。例えば、第1楽章で第2主題が出る直前、74小節からの木管の経過句に終楽章の歓喜の主題の萌芽が見られるという指摘。

さらに、第4楽章525小節以降、ホルン1、2番がオクターブの嬰へ音で、通常版では同じリズムを3回、徐々に弱く繰り返す箇所は、自筆譜ではところどころタイで結ばれ、リズムが毎回微妙に異なっているそうだ。それによってもたらされる曖昧な響きと、直後の歓喜の主題の高らかな再現とのコントラストが見事なのだという。

しかしながら、この箇所はガーディナー盤では通常どおり、毎回同じリズムの演奏になっている。なぜこの説を採用しなかったのかは分からないけれども、そうした様々な解釈が成り立ちうるところが、名曲の名曲たる所以なのかもしれない。

さて、これまた恒例の今年の回顧。

 1月 北川景子結婚(笑)
 4月 初のインプラント手術を受ける
     東海道を走る(第2回小田原-興津)
     合わせて蛇松線廃線探訪(徒歩)
 7月 北海道旅行で湧網線廃線跡を走る
 9月 初めて交通事故被害者となる
10月 東海道を走る(第3回興津-見付)
     合わせて清水港線廃線探訪(自転車)
     WOWOWに加入
11月 大分旅行で耶馬溪鉄道廃線跡を走る

12月30日 ジョグ10キロ
12月31日 LSD20キロ
月間走行  210キロ
年間走行  2359キロ

それでは、皆様良いお年を!

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2016/12/28

『リトル・ランナー』

Littlerunner_32004年、加。原題 Saint Ralph。allcinema の紹介文。

1953年、カナダ・ハミルトンのカトリック学校。ここに通う14歳の少年ラルフは、タバコや性に対する興味が人一倍で、校則破りの常習犯。ある日、そんなラルフの母親が入院中に昏睡状態に陥ってしまう。看護婦の“奇跡でも起きない限りお母さんは目覚めない”との言葉にショックを受けるラルフ。ところが無理やり入部させられたクロスカントリー部で、コーチのヒバート神父が“君たちがボストンマラソンで優勝したら奇跡だ”と語るのを聞いたラルフは、自分が“奇跡”を起こして母を助けると誓い、猛練習を開始する。(引用終わり)

14歳の少年がボストンマラソンで優勝を狙うという設定自体、荒唐無稽の極みだが、そんなことはひとつの例え話として、どうでも良いように思えてくる。ちょっと拍子抜けするほど予想どおりの結末はおくとしても、全体としては少年の精神的・肉体的な成長を描くビルドゥングスロマンとしてよく出来ていると思う。

BAAも監修したボストンマラソンのシーンは当時の様子を再現しているものと思われ、約50年後のレースを走った自分にも興味深かった。観終わった後で、大事に保管している完走メダルを取り出してみたら、ほとんど同じデザインだった。

ただ、場面転換の度に出てくる聖人の記念日とか、何度か登場するニーチェの思想との対峙など、カトリックやキリスト教の常識的なことがらの理解があれば、もっと面白いシーンがいくつかあったような気がする。

12月28日 ジョグ10キロ

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2016/12/25

『岸辺の旅』

Kishibe_32015年、日仏。黒沢清監督。浅野忠信、深津絵里他。アマゾンの紹介文。

3年間失踪していた夫が突然帰ってきた。だが、夫は「俺、死んだよ」と妻に告げる。そして、夫が過ごした時間をめぐる、夫婦ふたりの旅がはじまった。夫の優介がこれまでにお世話になった人々を訪ねて歩くふたり。旅を続けるうちに、妻の瑞希と優介はそれまで知らずにいた秘密にも触れることになる。お互いへの深い愛を、「一緒にいたい」という純粋な気持ちを感じ合うふたり。だが、瑞希が優介を見送る時は刻一刻と近づいていた--。(引用終わり)

最近観た『ゴースト』に似た設定というべきか、この世に思いを残し、いわば「成仏」しきれない男が、妻とともに最後の清算をやり遂げるまでのストーリーである。ただ、『ゴースト』とは異なり、妻の側からも彼の姿は完全に見えていて、触れ合うことも出来る点がミソである。

この監督の作品は『贖罪』以来だが、ここでも影や色彩の変化の使い方など、映像表現の見事さが目立った。カンヌ国際映画祭で「ある視点部門」監督賞を受賞したそうで、今後も活躍が期待できる作家なのだろう。蒼井優、柄本明など芸達者な脇役陣の演技も良かった。

12月23日 LSD40キロ
12月25日 ジョグ10キロ

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2016/12/22

『リップヴァンウィンクルの花嫁』

Rvwbride2016年、東映配給。岩井俊二監督。黒木華、綾野剛、Cocco 他。公式サイトの紹介文。

2016年、東京の片隅で、それなりに、普通に生きていた私。しかし、その“普通”であることは、こんなにも残酷に、そしてあっさりと崩壊してしまった…。
結婚相手でさえ、ネットの出会い系サイトで探すことができ、家族や友人などの人間関係さえサービスとして購入できるこの時代、物事をあまり考えず、感情を波立たせず、というように「人並み」に生きていたひとりの女性が、いろいろな出会いと経験を通して、生まれ変わっていく、という現代版「女の一生」。(中略)
女の子が日常の中で「ありえなそうだけど、現実にはそんなこともある」事件や不条理に出会いながら成長していくという物語は、岩井俊二監督が非常に得意とする映像テーマ。本作はその通奏低音に、格差やおカネの問題、自立すること、恋愛の多様なあり方など、現代社会が今、そして、これから抱え続けて行くだろう問題が響き続けている。(引用終わり)

同サイトには映画監督や評論家の賛辞が多数掲載されていて、クロウト筋にも評価の高い作品であるようだ。実際、先の展開が全く読めず、ぞわぞわするサスペンスを絶えず感じさせながら、最後まで観客を惹きつけて止まない。美しい映像にクラシック音楽がよく合い、場面場面のテンポ感も良く、180分もの長尺を全く感じさせない。

インターネット、SNSによって人間同士の繋がりが大きく変容した現代社会の諸相を織り込みつつも、その根底に響いているのは、恋愛や友情などのリアルな人間関係、死への恐怖、そして親子の絆といった不変のテーマである。

何となく人並みに生きてきた、少し頼りなげな主人公を黒木華が好演。いかにも怪しげだけれど、意外に頼れる何でも屋を演じた綾野剛もさすがだ。さらに、Cocco が終盤の長いモノローグを見事に聞かせ、最後はりりィがまさかの演技で泣かせてくれる。今年観た中ではベスト作品だ。

12月20、21日 ジョグ10キロ

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