【ご報告】父・まこてぃんは63年6か月に渡るマラソンを完走しました
皆さま
いつも当ブログをご愛読頂きありがとうございます。
ブログの運営者・まこてぃんの長男でございます。
さて、かねてより癌の闘病生活を送っている旨を本人が当ブログにて報告しておりましたが、
去る6月6日(月)に入院先の病室にて息を引き取りましたことを、ここに謹んでご報告申し上げます。
当日の午後、母が面会に赴いた際はまだブログの更新を再開するためにあれこれと画策していました。
しかしながら母が帰宅直後に病院から連絡があり、戻った際にはすでに永い眠りについておりました。
その顔はどこか走り終えた安堵感をたたえているように見えました。
あまりにも急なことで家族の誰も死に目に立ち会うことは出来ませんでしたが、病室の壁に貼ってあった女優Kさんのポスターに見守られて旅立つことが出来たのは幸いなことであったと、家族みな思うところでございます。
その後、本人が生前に希望していた通り、親族のみでの静かな葬儀を執り行いました。
葬儀場では父が愛していたマー ラーの楽曲が流れ、とても葬式らしからぬ穏やかな雰囲気でした。
父本人も納棺師の手によって病院着からFRUNの赤いユニフォームに着替えさせてもらい、心なしか微笑んでいるように感じました。
棺には愛用のランニングシューズと福岡国際マラソンのタオル、若き日に指導を授けて下さった音楽家の方々のサイン、女優Kさんのポスターなどを入れました。
父は約3年に渡る闘病生活の中でも最期まで好きなことを目一杯に楽しみ、また、遺される我々家族のために出来る限りの備えをしてくれました。
そんな自分の道を真っ直ぐに進む父の背中を、息子として誇らしく思います。
今頃父は元気に走ったり、大好きな音楽を聴いたりと、向こうで趣味を満喫していることでしょう。
走り終えた後にひとっ風呂浴びてビールをごくごくと飲んで至福な顔が目に浮かぶようです。
皆さまには生前の父を支えて下さり、本当に感謝の念に堪えません。
父が充実した人生を送ることが出来たのは、ひとえに皆さまとの出会いの賜物だと思います。
家族を代表してここに厚く御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
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